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日本中から愛される「デコポン」は、柑橘「不知火」の中でも糖度と酸度の基準をクリアしたものだけに名付けられる特別な果実です。
福岡県は海岸部に面した土地の多い柑橘栽培に適した地域。
海沿いの緩やかな傾斜地は、冬場でも温暖で空からの太陽光と海面に反射する太陽光をたっぷりと浴びることができるため、糖度の高い上質なデコポンに育ちます。
「不知火(しらぬい)」という名前は、珍しい響きですが、品種として正式に認められた熊本県「不知火町」に由来しています。
不知火町のある有明海では、夜間に無数の光が点滅することがあり、これは漁船の灯りが大気の異常屈折によって生じる現象ですが、その正体が長らく謎とされてきたことから、「不知火(=知らぬ火)」と名付けられ、やがて地名となりました。
『日本書紀』に記されているお話で、
― 景行天皇が九州巡幸の折、不知火の海で進むべき道を見失ったとき、遠方に灯る火に導かれ、無事に陸地へたどり着いたが、誰もその火の正体を知らなかった ―
この、不思議な光にちなんで名付けられた「不知火町」。そこから誕生した柑橘「不知火」は、その名にふさわしく、光を浴びて育った濃厚な甘みと芳醇な香りを持つ、唯一無二の果実として親しまれています。